占いコラム

火の時代とは?特徴や歴史を解説【占星術師:ビックブルー先生監修】

火の時代

2020年からすっかり浸透した「風の時代」という言葉と共に、「地の時代」の価値観も有名になりましたね。

今回はその前の時代、「火の時代」について紹介していきます。

ビックブルー先生

占星術師

ビックブルー先生

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火の時代とは

火の時代 (2) 

時代にはそれぞれ特徴があります。火の時代の特徴についてまずは紹介していきますね。

火のサインの特徴

四元素の中の火のサイン。みなさん何を想像しますか?

燃えるような情熱、明るい、ストレート、華やかさ、上昇志向、向上心、外交的、ドラマティック、パワフル、血気盛ん、短気。

占星術で言うと、牡羊座、獅子座、射手座が火のサインの星座にあたります。惑星ではイメージにとても近いのが火星ですね。動きが早く行動的で、情熱の赤い色を連想させます。

火の時代には、こうした星座や惑星のイメージと同様に、自分の魅力を十分に発揮し、華々しい文化を花開かせるのが特徴です。

時には率直さのあまりぶつかる時もあるのですが、それは後腐れなくさっぱりとしたもので、遺恨を残さないので妥協せず物事が進んでいきます。

圧倒的支配者の統率下にある

火の時代と聞いてまず連想されるもの、それは戦いではないでしょうか。

ですが意外にも、今までの火の時代の歴史を見ると平和な時代が多かったようです。水の時代から火の時代への移行期に争いが起こり、火の時代にはその勝者により平安が約束され、人々がその中で自由に過ごすというパターンが見られます。

圧倒的支配者というものはカリスマ性を持たないと続かないもので、ここでも火のサインの特徴が見られます。

そういう存在の統率下にある階層社会というのは、その枠からはみ出しさえしなければ、平穏無事に過ごせるものです。

生活が安定した時に生まれるのが創作欲。火のような情熱を人々は文化や芸術に昇華させました。

生まれた階級によって生活も人生も違う

圧倒的支配者の下に出来上がるのが階級です。

火の時代では生まれながらに身分が決まっていました。

一番近い火の時代は、ちょうど江戸幕府の始まりと重なるのですが、士農工商の制度が出来たのもこの頃です。

人々はその振り分けに従い、自分たちの身分の範囲で日々を過ごしていました。

ですが、その中に確立した自我を持っていました。そこに安定した習慣性が加わると、心には余裕が出来、人々は娯楽を求め始めます。

江戸時代初期の平和な頃、相撲、浮世絵、歌舞伎といった日本を代表する文化が定着しました。これも火の時代の圧倒的クリエイティブな特徴ならではですね。

情熱で動く

こうして人々は、戦う必要がなくなったエネルギーを、自分の個性を発揮することに向けます。

まずは行動すること。机上の空論ではなく、動くことによって自分を証明していくこと。そこに活路を見出します。

皆と同じ、ということに安心するのではなく、いかに人と違うことをして目立つことが出来るか。その圧倒的な個性こそが火の時代では大事です。

人の目を気にすることなく、存分に自分を表現すること。

これがこの時代の華やかさを産み出す力となります。

火の時代の歴史

火の時代 (1)

次に火の時代の歴史について紹介します。

火の時代

前出した通り、前回の火の時代は400年ほど前。

日本では関ヶ原の戦いを経て江戸幕府が誕生しました。戦国時代の戦いに明け暮れた日々は、徳川家康の統一と共に一旦終止符が打たれます。

その前というと1200年ほど前、平安時代の始まりの頃に重なります。こちらも平安京への還都から約200年続き、火の時代とピッタリと重なります。

どちらも日本史の中では比較的平和な時期です。

江戸時代には徳川家が、平安時代には藤原家が、代々権力を独占していました。そして各々が自分の生まれた階級の中で日々を暮らし、その平和さの中で文化を育んでいったのです。

次の火の時代はいつ?

風の時代はまだまだ始まったばかり。その後、水の時代がまた来ると言われています。その後に火の時代。

一つのエレメントの時代はおよそ200年になりますので、約400年後の2400年以降となります。

もちろんいま生きている人達は、誰も体感出来ません。

ですがテクノロジーが発展した時の火の時代の豪華絢爛さは、目を見張るものがあるでしょうね。

火の時代の恋愛の特徴

火の時代 (4)

火の時代の恋愛にはどのような特徴があるのでしょうか。紹介していきますね。

魅力や情熱を存分に伝える

火の時代である平安時代の恋愛は、顔を知らない男女が文を交わし、あれこれと相手を想像しながら恋心を育みました。

そしていよいよ逢いに行くという日を、暦や占いで日取りを決めていたのです。

まだ女性がお屋敷の奥にいて、男性の文や逢瀬をいまかいまかと待っていた時代です。

美しく才智に富んだ歌を詠み、笛を吹き、琴を鳴らす。そうして自分の魅力や情熱を表現して誘水としていました。そんな平安時代には、美しい詩がたくさん残っています。

これを現代に置き換えるとLINEや出会い系アプリにとても似ていませんか?

LINEの返事の反応に一喜一憂し、実際に会ってみたらなんだか想像と違った…とガッカリしてみたり。

恋愛は文化

次の火の時代にはLINEやアプリに代わって、何かもっと画期的なものが出来ているかもしれません。

そしてジェンダーレスもきっと進んでいますから、深窓で女性が待ち続けるなどということもないはずです。

ただ、そうして自分の恋心や情熱を、芸術的、個性的に表現して相手を射止めるというのは、もっと洗練されて進化いるような気がします。

恋愛が立派に文化として花開く時代がまたくるのではないでしょうか。

恋心を文章や絵や音楽に乗せて「匂わす」、だけどそこには火のサインらしいストレートさがあるはずです。

そういうとても詩的で素敵な恋愛が出来る時代なのですね。

火の時代の働き方の特徴

火の時代 (3)

火の時代は今の風の時代とどのように働き方が違うのでしょうか。紹介していきますね。

自分が何をするかが大切

火の時代では各々が自我を持って動く、というのが大事になってきます。

まずは自分が何をしたいか、何をすべきか、そこに強みを見出します。

先に出した士農工商なども、それぞれがその階層に意味を見出し、存在意義を持つことで世の中を発展させてきました。

そこで人々は社会を活性化させてきたのです。

火の時代には自分の意見を出せないことが一番の弱みとなります。

意思をはっきり相手に伝えること、それによって時にはぶつかり合うこともあるかもしれません。

ですが何かを生み出す時に、妥協は許されない世界なのです。そんな率直さは清々しくもあります。

個性を容認されること

こうして自分の個性を伝える、その行動力によって仕事も展開していきます

表現力が大事なのですね。火の時代に置いては「忖度」という言葉は必要ないのかもしれません。

正直でストレートであること、これが仕事の人間関係において重要になってきます。

向上心を持って刺激を与え合うこと。それが出来ない相手とは、組むのが難しくなっていくでしょう。

その何事も突き詰めていく性質が、今までにはないものを生み出していきます。この時代には結果が目に見える形で出ることが重要です。

その世間からの承認が、彼らの勲章なのです。

火の時代のお金の特徴

火の時代 (5)

最後に、火の時代のお金の特徴について紹介していきますね。

何に使うのかが大事

火の時代のお金というと、どちらかといえば「稼ぐ」ことよりも「何に使うか」の方に重きがおかれます。

その使う目的によって技術が磨かれていくのです。

例えば服を着たいという場合、いかに美しい服になるかという観点で作られますし、何か食べたいとなった場合、どれだけ美味しくなるかということを考えます。

そうしてその技術は切磋琢磨して匠の領域に入っていくんですね。その技を持って報酬を得るのです。

彼らはあくまで「より良いものを持ちたい」という思考で、自分のためにしたことが結果人を喜ばせるものを作り出します。

お金を稼ぐことすらショーなのです。

贅沢で華やか

そういう「美しいものにお金を払う」という思考が芸術を磨いていきますし、それはまさに火のように、お金がパッと燃えるイメージです。

贅沢で華美な方に傾くことは、浪費にも繋がります。

ですが浪費の時代はいつも、デコラティブな建築、奇抜な芸術、そういうものを生み出して来ました。

火の時代に贅沢はつきもの、その華やかさが彼らの原動力となります。

火のエネルギーが上昇してグルグルと円を描いていく様は、まさにお金のエネルギーと同じです。

エネルギーは循環し、また大きなうねりとなって社会を活性化していきます。

 

まとめ

火の時代、いかがでしたか?

私たちが経験することのない時代の話でしたが、今の時代と違う部分が多く、面白いですよね。

他の記事でも『土の時代』や『水の時代』などを紹介しているので是非チェックしてみてくださいね。

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